奴隷サーガ8ウィングタトゥーの女
配信サイト:DUGA(デュガ)
主演女優:白鳥美玲(しらとり みれい)
動画発売日:2013年01月01日
収録時間:99分18秒
レーベル:シネマジック
プレイワード:緊縛、強制フェラチオ、乳房しゃぶり、蝋燭責め、ガムテープ、潜入、撃ち合い、バトルアクション
病に冒され、寝たきりの兄。看病する妹。妹役を演じるAV女優@白鳥美玲は、背中に羽根のタトゥーを入れられる、という設定。私は動画紹介ページにあるこのフレーズを読んだとき、かの有名な小説「ドラゴン・タトゥーの女」を思い出してしまいました。ありきたりで何の変哲も無いストーリー設定の多いエロ動画にしては、なかなか粋。しかも、動画タイトルにあるように”ウィングタトゥー”という響きがまたいい。
冒頭のシーンでは、白鳥美玲が苦悩している姿がざっと描写されています。寝たきりの兄を支えるために、妹の美玲は当然勤めには出ているようです。その勤め先がどのような業種の企業なのかは明確にはわからない。それでもストーリー展開や各シーンの雰囲気を感じ取る限りでは健全な企業でないのは明らかです。約100分もある動画が半分進んだ時点でも、私にはよくわかりませんでした。途中、怪しげな上司が、”オークション” がどうたらこうたらとしきりに口にしてはいますが、それでもそのオークションが具体的にどのような売り買いをするオークションなのかいまいち判明しない。
そもそもの設定がダークな感じなので、その辺がはっきりとしないのは許容範囲。でも、さすがに中間地点まで物語が進んだのであれば、いい加減、その点をはっきりさせてほしいものです。(いくらエロ動画といえどもです)映画でも普通、冒頭部分で不明瞭のままだった謎はおそくとも中盤で徐々に明かされていくもの。
ベタなストーリー設定とはいっても、この「奴隷サーガ8 ウィンク・タトゥーの女」はそれなりによくできているので非常にもったいない、と私は観ながら思ってしまいました。
物語のとっかかりはこうだ。
兄を助けるためにはどうしても500万円が必要。思い悩んだ末、美玲は会社の上司にお金の工面をする。(上司役を演じるのは、アダルト動画でよくお目にかかる中年男優です)
でも、上司はその頼みにすんなりと応じることはなく、逆に良からぬ頼み事をするのだった。それは表向きは「海外派遣」ということだった。海外派遣・・・なんか動画を制作するにあたって即興で考えたようなよくわからない任務ですね。海外に派遣・・・ん~、案外普通じゃないか。
簡単にいってしまうと、その任務を完遂してくれたら金は渡すし、そのついでに肉体も俺の自由にさせてくれ、とそういうことです。
構成そのものは、この手のアダルト動画によくある(特に女潜入捜査官物など)とほぼ同じで”ある任務を命じられた主演女優”が、暗黒街の住人が隠れ蓑としている牙城へと潜入していく流れとなっています。
顔がわからないようにサングラスをかけ、皮のつなぎのボディスーツに身を包んだ美玲は拳銃を装備して目的地である地下室(?)に潜り込む。そこでこれもお決まり、突如として建物内に踏み込んできた女に男達は驚きを露わにして、攻撃してこようとする。だが、美玲には拳銃という強力な武器がある。
拳銃をフルに使って一瞬にして倒してしまうのかと思いきや、美玲は武術を心得ているのか、前蹴り、膝蹴り、回し蹴りなどを駆使して相手に応戦。あっという間に男達数人をその場に伸してしまいます。
無論、この潜入には目的がある。「ある物」そう”ある物 ” があるんでし。美玲は上司からこの「ある物」を奪い取ってくるよう命じられていたんです。
最初はなんなく成功したが、美玲が担う任務はこれだけでは終わらない。まだあるのです。
だいたい、このあたりから動画の中盤に差し掛かります。
最初の任務が成功を収めたので上司は一応は報酬として、美玲に金を渡してはいるです。でも報奨金全額はいっぺんには渡さないようですね。「まだ仕事が残っているから」。それが理由らしいです。
上司役の男性は「報酬(金)はちゃんと渡すよ。心配しなくていい」といいますが、それは結局のところが”体と引き換え”のようなことであり、いわば交換条件です。
悩み、苦しんでいる女をいいことに体を要求するといったこれもまたお決まりのパターンです。
「さあ、ここで脱ぎなさい」
美玲は苦悩の表情を保ったまま、しぶしぶと着衣を脱ぎ始める。まずは黒いストッキング、つぎにキャミソール。そこで手が止まる。
「まだだよ。早く脱ぎなさい、脱ぐんだ」
美玲はブラを静かな手の動きでそっと胸からは外す。矢も盾も溜まらなくなった上司は、美玲の乳房にしゃぶりつく。それもたっぷりと時間を掛けて、右の乳房、左の乳房と・・・。
私はここで思うことがありました。動画の最初、白鳥美鈴の顔がライトで照らされアップになったとき、特に綺麗もでないタダのおばさん女優だと思っていましたが、裸になるとこれまたセクシーで色っぽいんです、この白鳥美美玲という女。年の割にはスタイルがいい、とくにおっぱいの形がいい。
△どんなに形のいいおっぱいを見せられても、それがいきなりだとなにも感じませんが、こうやってじわじわと物語展開の延長線上で”ポロリ”と見せられてしまうと、なにかいつもとは違う興奮感を覚えてしまいます。(実際、私はこの動画を観ながら、知らぬ間に左手で股間を押さえていました)
彼女、白鳥美玲に与えられた”コードネーム”は、『ゴールドスワン』
なんかスパイ映画みたいでカッコいいです。ただ、冒頭シーンで繰り広げられる黒幕組織との戦いのシーンは迫力も臨場感もなく、ここでちょっとばかり興ざめしてしまいます。前振りがいい感じだっただけにこの部分はもったいないといわざるをえない。
美玲が働いている闇企業の上司というのは二人いて、最初に出てくる上司は動画の終盤までは顔を出すことはないです。どうやらこの男こそが 、その ” ボス ” らしい。
貧しいながらも献身的に兄の看病を続ける美玲。しかし高額な医療費をまかなえるほど余裕はないということがそもそもの始まりです。どこかのテレビドラマなんかでも散々見たこと聞いたことがあるようなベタな設定ですが、あくまでもいい意味でスローに、また演技がそこそこ上手いだけでに白鳥美玲は胸の内の葛藤や、心境の変化、それらを案外上手に表現できている。いいぞ、いいぞ、白鳥(今日初めて知ったけどこのAV女優)
散々思い悩んだ末、白鳥美玲はある行動に出ることを決意。
家計が苦しいために医療費を捻出できない兄・妹、ということが前提にあり、兄を救うためには当然治療費が必要。その金額は約500万円。到底用意することのできない金額に、美玲は頭を悩ませていたが、ついに決断の時を迎える。
どんな悪事なのか知らないが、人聞きの悪い陰謀を企んでいる会社の上層部に、美玲はついに加担することを決めた。
「わかりました。引き受けます」
ここで男(片割れの上司)は言った。
「この男について調べて欲しいんだ」二枚のスナップ写真を美鈴に渡す。そこにはメガネを掛け、スーツを着た太めの男の姿が。二枚とも、同じ場所で撮ったようでタバコを吸っているときのポーズだけが微妙に違っているだけです。
一回目のミッションをみごとにクリアした白鳥美鈴。
” 殺し ” という重大な任務を終えた美鈴は病床の兄に治療費のことを話すが、このとき美鈴は「お金ならなんとかなるから」と。
その言葉を不思議に思った兄は、「でも、いったいどうしたんだ。そんな大金」
美鈴は小さく首を振る。「気にしないで」
兄は妹の行動に対して疑問が募るばかりであったが、それを遥かに上回るのが自分に対する妹の思いであった。「俺のためにすまない・・・」
後日、映像の中で美鈴は上司に向かって自分が成し遂げた結果を報告しています。
「○○って男は?」
「東京倉庫にいるはずです」
「じゃあ、○○は?」
「いま、海外にいると思います」
そんなこんなで、美鈴は二度のミッションをクリアしていくわけですが、これはSM動画なので合間に緊縛プレイなどが挟まれます。(いつものパターンですけど、結局、この辺がこじづけっぽいんですよね)
動画も後半に近くなってくると、SMプレイも過激になっていきます。
美鈴は体中に縄を巻かれ、一本鞭で豪快に打たれます。映像を観る限りではほとんど手加減をしていない。バシ! ビシ! という音がとても重く感じる。腰をくの字にして、尻を突き出すような体勢でこの仕打ちに耐える白鳥美玲。彼女は若いAV女優とは違いますから、苦しみ喘ぐ声にしても、二十代前半のAV女優とは異なる。大人の女の声。それも緊縛姿で鞭で叩かれたら、現実ではどうしょう。一般素人でもこんなセクシーな喘ぎ声を出してくれるんでしょうかね。
この辺りでいよいよ白鳥美鈴の背中に「羽根のタトゥーが彫られていきます」(手彫りではなく機械掘り:もちろんフェイクだと思いますが)因みにタトゥーが彫られる場所は背中、僧帽筋のあたりです。
大詰めになると、最初の冒頭シーンで登場した白髪の上司がふたたびシーンに登場してきます。
縄があらゆる方向から身体に絡みつき、完全に自由がきかなくなった美玲をいたぶりはじめていきますが、この上司に限っては乳房をしゃぶったりとかはあまりしない。
その代わり、床にひいた黒いマットの上に仰向けの格好にさせると股を多き開かせる。
白髪の上司はここでゆっくりゆっくりと蝋燭責めを彼女に決行していきます。胸元から股間、とくに股間にはたっぷりと蝋が垂らされ、恥丘の上には毛が隠れるほどに蝋がたまる。
最後の最後まで、白鳥美玲は苦行を強いられたままで動画の幕は閉じる。
兄を救いたいという純粋な気持ちと、金に欲望。その3つの要素が絡み合った内容のこの動画。蓋を開けてみればなかなか見応えがある。このようなストーリーSMが嫌いな方にはあまりおすすめできないが、それなりに物語というものも合わせてSM動画を味わいたいと思っている方には是非おすすめしたい。
個人的にですが、白鳥美玲は脱ぐと、意表を突いてかなり色っぽい。いい体してます、ほんと。
白鳥美玲にしても冒頭のアクションシーン以外は空々しい演技もしていないですし、緊縛姿で責められているときもリアルな表情と、また年増女特有の苦しみ方と、口から吐き出る悩ましげな吐息がセクシーで男心をそそってきます。
・DUGAで販売されています。しかも現時点では通常版で1,980円ですが、レンタルであればたったの500円です。奴隷サーガ・シリーズは全9作ありますが、DUGAでは8作。FANZAには9作すべて揃ってます。値段はすべてどちらも同じ。1,980円のほうは視聴期限にしても同じ。
どちらで購入するかはあなたの判断で。でも、DUGAをまだ利用したことのない方であれば深く考えずにDUGAでの購入をおすすめします。無料会員登録さえ、先にさっさと済ませてしまえば膨大なサンプル動画のすべてが視聴可能になるからです。